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クローバーの独り言

新.三.銃.士の感想とかお話もどきを気儘に書き綴ってます。 Copyright ? 2010- Koufuu Biyori All rights reserved.

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午後の陽射しの中で ポルトス&アラミス 第13話頃

本日2回目の更新です
ポルトスさんとアラミスの何気ない日常のヒトコマという感じのお話です。
時期的には第13話頃

よろしかったらどうぞ

※今まで御礼文をweb 拍手ページにUPしていましたがweb拍手ページにUPするよりも、ブログにUPして読んでいただいた方が、よろしいかと想いまして、御礼文ページを撤去致しました。

その代わり、少しでも多くブログにお話をUPできるようにしたいと想っております。
今まで御礼文ページをクリックしていただいた皆様方、本当にありがとうございました。
今後もどうぞよろしく御願いします。

「アトスもさぁ~、もうちょっとこう・・・・・・上手い言い方で諭せないものかねぇ」

飲み掛けの冷えた紅茶を一口啜りながら、ポルトスが溜息混じりに零す。
穏やかな陽射しが差し込む窓辺で、読み掛けのページを捲る手を動かしながら、アラミスは静かに答える。

「今更今までの言動を直そうとしても、それは無理と言うものだろう」

他人事のように話すアラミスだが、その実、ページを捲る指先がピタリと止まったのは・・・・・・
それだけ彼も、彼らの事を気に掛けている証拠に変わりなく。

「二人ともホンットに意地っ張りだからなぁ~~~。嫌な所、似ちゃったもんだね、全く」

「フフ。・・・・・・本当は、そんな二人が羨ましいのでは?」

アラミスの言葉を受け、横目で彼をチラッと睨むポルトスに、柔らかな日差しが降り注ぐ。
昼寝を誘うような暖かな陽射しに、怒る気も自然に失せたポルトスは円やかな時間に、己の気持ちを流し込む。

「お前さんも随分と言うようになったよねぇ~~~。尖がってた頃が、今じゃ随分懐かしい位だ」

ポルトスの戯言を軽く受け流す素振りを見せつつ、アラミスは静かに眸を閉じる。
口元に薄い笑みを浮かべたままで。
それは親しい人物にしか見せない、アラミス独特の表情である事にポルトスは気がついていた。

「それだけお互い年を取ったのさ」

「おいおいおい!人を年寄り扱いすんなよ!これでもまだ気は若い方なんだぜぇ~?」

「君は昔から全然変わっちゃいないよ。いや、これからも変わらないんだろうな」

冗談とも本音ともとれる発言は昔から変わらず。
長い付き合いの中で、相手の領域に踏み込める限度を弁えているからこそ話せる類の言葉を、ようやく表に出せるようになったアラミスに、ポルトスは想う。

・・・・・・戻ってきてくれて、良かったよ。

決して口に出しては言わないけれど。

「・・・・・・で、どうする?このまま放っておく?」

アラミスの判断は賢明だ。
少し慎重すぎる面もあるのだが、その冷静さに今までどれだけ救われてきたことだろう。
もう答えは出ているのだが、それはそれ。これはこれ。
ポルトスの意味あり気な視線を受け、アラミスもまた己の役割を全うした。

「放っておいても、落ち着くところに落ち着くはずさ。アトスの真意にダルタニアンが気付いてくれるまで、気長に待とうじゃないか」

「俺、実は待つのって意外と苦手なんだけど・・・・・・」

少しカマをかけて突っ掛かるポルトスに、アラミスは涼しい顔で答える。

「いや、君の辛抱強さは一番だって、アトスも私もよく知ってるよ。殊、女に関してはね!」

「・・・・・・参ったな、そこまでお見通しなのかよ」
「当然。カマをかけようとしても無駄だったようだね、ポルトス」

堪えきれずプッと吹き出すポルトスにつられて、アラミスの口元も綻ぶ。
部屋の中に溢れる笑いに、午後の柔らかな日差しが紛れ込み、いつにも増して穏やかな時間が過ぎていくのだった。

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