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クローバーの独り言

新.三.銃.士の感想とかお話もどきを気儘に書き綴ってます。 Copyright ? 2010- Koufuu Biyori All rights reserved.

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独り相撲 第13話~15話頃

お話の数が多くなってきたので、お話もどきのカテゴリを

☆アラミス&コンスタンス

☆三銃士ほか


に分けました。
お好みのカテゴリをお選びください。

そして本日も一本UPしました。
他愛のないお話ですが、よろしかったらどうぞ。

もうすぐ金曜日ですね!
早くきてほしいような、でも終わってほしくないような。
複雑な気持ちが交錯しています。

「全く、どこまで人に迷惑かけりゃ気が済むんだ、あの小僧はッ!」

氷嚢を額に付けたまま喚き散らすアトスを見ながら、
ポルトスとアラミスは互いに顔を見合わせ合い、
示し合わせたようにこっそりと頷きあう。
腹の底で交し合う言葉は、ものの見事に一致していた。


・・・・・・アトスの若い頃に、そっくりじゃないか・・・・・・


「そんなに気になるならさぁ~、ダルタニアンが話し掛けてくるのを避けてないで、
自分の方から歩み寄ったらいいじゃん!」

食べ掛けの林檎を頬張ったまま、さらりと話すポルトスの忠告も耳に入らず
アトスは思いの丈をぶちまける。

「なんで俺の方から歩み寄らなくちゃならねぇんだッ!あいつの方から素直に
謝ってくるのが、筋ってもんだろうがっっ!!!」

ヒートアップするアトスの喚きは、止まる所を知らない。
堪らずアラミスが牽制球を投げる。

「そんなに喚くと、頭に響く。もう少し落ち着いて話したらどうなんだ?」

アラミスの冷静な言葉も、今のアトスには却って逆効果になる始末。

「お前等、よくそんなに悠長に構えていられるなっ!俺はもう、我慢ならねぇ」

アトスの言葉を受け、やれやれといった風情で互いの顔を見るポルトスとアラミスは
アイコンタクトを交わしつつ、タイミングを見計らっていた。


・・・・・・やるなら今しかねぇな。

・・・・・・どうやら、そのようだ。


読んでいた本をアラミスが閉じ、食べ掛けの林檎を最後まで頬張ったポルトスが
よっこらせと立ち上がる。
それが合図だった。


機は熟した。


つつつ~~~と、足音も立てずにアトスの眼前に立ちはだかる男が二人。
有無を言わさぬ迫力に、さしものアトスも息を呑む。

「な・・・・・・なんなんだ、いきなり!」

「今まで、黙って聞いてたけどさぁ~~~、俺らにもちょこっと一言、言わせてくれる?」

妙に畏まった態度で話し掛けるポルトスに、アトスの気が一瞬削がれる。
その隙を突いた瞬間、ポルトスの容赦ない言葉がアトスに向け、炸裂した。

「いつまでも突っ張ってないで、もう少し素直にならなきゃいけないのは・・・・・・
アトス、お前さんの方だろ!?」

普段の柔和な雰囲気が一変して、微かな怒気を含んだようなポルトスの物言いに
さしものアトスもたじろぐ。

「お・・・・俺はダルタニアンの為を思ってだな・・・・・」

慌てて取り繕うとするアトスに、アラミスの一撃も炸裂する。

「言い訳は無用。叱るのも大事な愛情の一環だが、それ以上に『認める』という事が、
今のダルタニアンにとって、一番必要なのでは?」

アイスブルーの眸は、冷たい炎を思わせるような煌きを宿していた。

ポルトスとアラミス二人掛かりの攻撃に、アトスも捨て身の反撃を仕掛ける。

「俺はトレヴィルやベルトランに、たったの一度だって、褒められちゃいねぇし、
認められた事もねぇ!あいつはまだ、全然分かっちゃいねぇんだ。
俺達がどんな想いで、あいつに接してるのかを」

アトスの言葉を聞きながら、ポルトスは溜息を一つ零すと、ポツリと呟いた。

「アトスさぁ~、その言い草、さっきダルタニアンが俺らに零していった愚痴と
そっくりそのまま同じなんだけど。・・・・・って事は、つまり・・・・・・
お前さんとダルタニアンは似たもの同士なんだよね」

「お、俺がいつ、お前等に迷惑を掛けた!?それに、俺とあの小僧は全然似てねぇぞっ」

逆切れ仕掛かっているアトスに、アラミスが最後の止めを刺す。

「人間、一番の本質を衝かれると逆上するという事を、今回の君の反応で、とてもよく
理解することが出来た。いいかげん君も潔く認めたほうがいい。
ダルタニアンと君はそっくりだから、ダルタニアンに昔の自分の姿を重ねて見てしまい、
どうしても放っておけない事をね」

「・・・・・・そんな訳・・・・・ねぇ・・・・・」

抵抗する言葉から、次第に失せていく勢い。
小さくなっていく語尾が、アトスの心情とシンクロしているようで。

「認めちゃった方が楽だと思うなぁ~~。だってアトス、俺らを言い負かす気力、
まだ残ってる?」

「無残な敗北は、君も良しとしないことだろう。ここが潮時だと思うがね」

並んで立つ二人の仲間に、反撃の隙は見当たらず。
二人の言葉に観念せざるを得ないアトスだが、ここへきてふと気付いた展開。

「お前等、もしかして俺をダシにして楽しんでるんじゃねぇだろうな!」

一瞬真顔になったポルトスの表情から繰り出された言葉は、アトスの意識を瞬殺したのだった。


「なんだ、もうバレちゃったの?・・・・・・気付くの意外に早かったなぁ~」
 

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