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クローバーの独り言

新.三.銃.士の感想とかお話もどきを気儘に書き綴ってます。 Copyright ? 2010- Koufuu Biyori All rights reserved.

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心を縛り付けるための呪文&拍手お返事

コンスが小僧から先生との関係を問われた際に返した台詞

「私には主人がいるから・・・・・・」

っていうのは、コンスが自分自身を無理矢理納得させ、先生への気持を抑え込む為に、自らに言い聞かせるようにしている台詞のように感じています。

「私には主人がいるから・・・・・・(アラミスさんへの想いは遂げられない/アラミスさんの傍にいることはできない)」

っていう、彼女の心が見え隠れしているような気がしてならないのです。
(アラコンフィルターが掛かって、そう見えるだけかもしれませんが(汗))

彼女が小僧に問われた際、珍しく強い口調で遮るように上記の台詞を言い放ったのも、つまりは先生が『貴女には御主人がいる』という理由で、コンスの誘いを一度は拒否したことが延々と心に蔓延っているんじゃないかと。
先生に言われたその台詞がいつまでも心に残っているから「私には主人がいるから」っていう言葉がコンスから出てきたんだと。


■「貴女には御主人がいる」→ けれど私は貴女を愛している


って事に先生の気持ちは繋がりますよね。要は自分達の気持は深く繋がり、愛し合ってはいても「貴女には御主人がいる」「私には主人がいる」って、この一言で自らの気持を封じ込んでしまっているんですよね、この二人は。

憎みあって別れた訳じゃないし、ましてや嫌いになった訳でもない。
寧ろ前よりも一層お互いを求めているのに「(貴女には/私には)主人がいる」って事で逃げちゃっているんですよね、現実から。

本編を見る限り、コンスは先生の事を嫌った訳じゃないんですよね。
それは先生も全く同じ。
愛しているのに気持を抑え込まねばならぬ心の限界に、いつまで二人が耐えられるのか?

「私には主人がいるから」と突っ撥ねたのに、なおも食い下がろうとした小僧に対して「もう終わったこと(要約)」と、無理矢理に話題を転化させたあのシーンにこそ、コンスの先生への諦めきれない想いが滲んでいると想いました。
先生の事を何とも思っていなければ、いつものコンスならサラッとスルーして対応出来た筈なのに、あの強引とも取れる話の打ち切りは、やっぱり先生に心を残しているからに違いないとアラコンフィルター全開で見てしまう私です(泣笑)

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もしかしたら、そうだったのかもしれない アラミス(教会での件)

今日は携帯から更新してます

巷では大不評の、先生が「アラミスは死にました」とコンスに宣った、あのシーン。

私も当時、文句を目一杯垂れてましたが
今考え直すと、先生の気持ちが分かるような気がします。

極端な考えになるかもしれませんが、もし先生があの老婆にコンスの面影を重ね合わせていたなら、老婆の死を看取った後で自分の心も殺してしまったのではないかと想うのです。

「精神的な面での、後追い心中」

とでも言ったらいいでしょうか。

老婆を殺めてしまった際、コンスの姿をダブらせていたなら、コンスと魂の極限まで触れ合ってしまった先生のことだから、彼女の魂を独りで逝かせる訳にはいかなかったのでしょう。

裏を返せば、それだけコンスを愛してると。

あの時、心を殉じてしまってもおかしくない訳で。

「アラミスは死にました」って台詞は、それだけ抜き取ればセンセーショナルですが、もし先生が上記のような気持ちでいたのなら、これは史上最高の愛情表現の言葉なんだと。

一度、魂が死んでしまったなら、もう一度生まれ変わって、再度コンスと向き合ってほしいと願わずにいられません。

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考察:コンスの先生呼び止め三段階

本日二回目の更新です。

本編を通して見て感じた事は、コンスは感情をずっと押し殺して生きてきたんだな-って事でした。

もともと感情を表に表すタイプではないと思いますが、もしかしたらずっと押さえ込んでいたのかもしれないと。

下手な話、ボのオヤジさんに家の事情で嫁ぐことが決まった時も涙ひとつ流さず、淡々と受け止めていたのでは。

どうにもならないと諦めて覚悟した上での、あの落ち着き払った立ち居振る舞いは、運命に抗うことを放棄した哀しみが少し滲んでいるようにも思えました。

そんな彼女が自らの気持に従って行動を起こし始めたことは物凄く勇気が必要だったと思うし、また懸命な想いに裏打ちされたものであったと想います。

そしてそんな彼女の気持を受け容れ始めたアラミスの心に幾許かの変化が起こり始めたのは当然の帰結であったのだと。

彼女自身が自らの真摯な想いで、アラミスに呼び掛けた三回のパターンを考えてみました。


■第一回目:小僧に誘われた大道芸に、一緒にいかがですかと誘いを掛けたとき

この時はまだ、幾分控えめの呼び掛けでした。
誘ってもアラミスが断るであろう事もおそらく想定済み。
コンスも強引に誘おうとはせず、そのまま小僧と一緒に大道芸を見に出掛けて行きます。
しかし彼女がアラミスに返した本の間には、あの【四葉のクローバー】が挟み込まれていたのでした。
たぶん先生の心の隅に、何らかの引っ掛かりが残ったのは確実。


■第二回目:匿われていた修道院で、シスターと一緒に夕食をいかがですかと呼び掛けたとき

この時はもう、二人の心が急接近し始めた頃。
夕食を一緒にいかがですか?とコンスに呼び止められて、一旦は辞退を仄めかすものの「シスターもそのつもりで用意しています」という、第三者が同席することを前提としたお誘いに、先生もそれならばと一緒に夕食をいただくことになりました。
ここで注目したいのは、一旦は辞退を申し入れた先生に対して、コンスがほんの少し食い下がったところでしょうか。
下心とかそんなのではなくて、純粋に先生と少しでも長い時間を過ごしたかったと願う、コンスのいじらしさに先生もちょっとホロッときているような感じがします。


■第三回目:伝説の29話。懸命の叫びで呼び掛けた「アラミス様!」

これはもう止めの一発といいましょうか、本当にギリギリの段階まで堪えに堪えていた感情が爆発した瞬間ですね。
一度目と二度目に呼び掛けられた時とは違う、本当に切迫した想いが溢れ出ているコンスの叫びが先生をとうとう動かします。

自分の心を押さえ込みながらも、控えめにでも一途に自分への想いを寄せてきてくれた事に気付き、そしてまた自分もそんな彼女に惹かれていることはもう隠し切れない。

「アラミス様ッ!」

背中越しで受け止めた彼女の悲痛な叫びに込められていたのは、真っ直ぐな、そして揺ぎ無い純粋で直向な愛、ただそれだけ。


互いの気持を積み重ねあいながら、静かにゆっくりと実を結んだ愛ゆえに、その儚くも美しい想いは、永遠にお互いの心から消え去ることはないのでしょう。

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極限まで堪えた愛情表現

前回の記事に付随した内容になりますが、アラミス・コンスタンスの二人とも愛する気持を言葉にするのは、相当勇気が必要だったのかなって想ってます。

コンスタンスの場合、ボのオヤジさんを愛そうとは努力していたけれど、愛するまでには至りませんでした。
ボのオヤジさんは所構わず見境なく「好き」だの「愛してる」だのを乱発するタイプに見受けられます。
軽々しく言いまくる分だけ、愛の価値が悉く下がっていくような感じを受けていたんじゃないかと。
また、仕えている王妃にしても、結構愛に対する言葉を自分の気持の赴くままに連発している所に接していたので、彼女なりに愛という概念に対して懐疑的になっていたとしてもおかしくありません。

そんな日常に現れたアラミスを通じて、彼女は愛というものの本質に触れたのだと想います。

アラミスもまた愛に対して、人一倍慎重というか、軽々しく言うものではないというスタンスでいたと想われます。

そんな二人が想いを通じ合えたのなら、きっと極限まで己の気持を言葉で表現するのを堪えていたんじゃないかと。
愛に対する怖れから中々言葉に出来なかった気持をようやく口に出来たのは出征前のほんのひとときで、思うにたった一回だけのような気がしてます。


愛するという言葉の意味の重さを誰よりも深く、強く知っているからこそ極限まで堪えた愛情表現が一際美しく鮮やかにお互いの胸に刻みこまれたのでしょう。

きっと一生に一度だけの、たった一言に込めた愛の言葉を。

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アラミス先生の誤算 ~第29話~

某様のブログ記事に29話のお話が掲載されており、その記事に
非常(一方的)に共感してしまい、再度自分でも29話についての想いを
掘り起こしてみました。
タイトルはセンセーショナルですが、アラミス先生の全面的バックアップ
記事となっております。
記事の続きは つづきはこちらより お入りください

★10月23日追記★
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