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クローバーの独り言

新.三.銃.士の感想とかお話もどきを気儘に書き綴ってます。 Copyright ? 2010- Koufuu Biyori All rights reserved.

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信頼の在り処 第15話より

本日2回目の更新です。

DVD第3巻が届いてからというもの、妄想が止まる所を知りません(笑)
よろしかったらどうぞ

「・・・・・・そういう訳で、しばらく聖書の講義は休みます。早朝、此処を発って
ロンドンへと向かいます」

ダルタニアンに事の顛末を聞いていたが、実際アラミスの口から目の前ではっきりと
事実を述べられ、少し落ち着かない自分をコンスタンスは分かっていた。

「あの時、アラミスさんと懸念していた事が、現実になってしまったなんて・・・・・。
申し訳ありません。全ては王妃をきちんとお止めできなかった私の責任です」

項垂れたままのコンスタンスの肩が小刻みに震えているのを見て、
アラミスの心も僅かに曇る。
華奢なその身体に、いくつもの悔恨の情が入り込み、
彼女を責め立てているような錯覚に陥る。

「貴女が責任を感じる事はない」

「でも・・・・・・」

更に言葉を続けようとするコンスタンスを、アラミスはやや強い口調で遮る。
それは自分を責め続けようとする彼女を、これ以上苦しめたくないという無意識下の言動だった。
そんな自分の小さな変化に、まだアラミス自身も気付いてはいなかった。

「起こってしまった事を悔やむよりも、とにかく今は一刻でも早くロンドンに向かい、
王妃の首飾りを無事取り戻すのが我等の仕事。・・・・・そうではないですか?」

「アラミスさん・・・・・・」

項垂れたままだったコンスタンスの顔が僅かに上がり、アラミスの視線を捉える。
強い口調とは裏腹に、心配そうに自分を見つめているアラミスの表情が
僅かに戸惑いを見せる。

「失礼。少し強く言い過ぎましたね」

「いいえ。私を気遣って強く仰られたのだと、分かっております。
ありがとうございます。・・・・・・それよりも、皆さんが留守中の間、
私に何か出来ることはありませんか?」

透き通った眸に、いつもの輝きが戻ったと分かって、アラミスの心が落ち着きを取り戻す。
それはかつてない心の動きであったとは、この時のアラミスは知る由もなく。

「おそらく、リシュリュー達も我々の動きを察知して、早めに手を打ってくる筈。
そうならない為にも、我々は急ぎロンドンへ向かわねばなりません。
貴女には申し訳ないが、貴女の旦那さんに何か動きがあれば、見逃さないようにして下さい。
そしてアンヌ王妃の周辺も注意深く見守っていて下さい」

「承知しました」

互いに頷きあう視線の奥で、目に見えない信頼の絆が強く、深く結ばれていく。
一つの目的に向かって支えあう気持ちの影で、いつしか重なり合っていく想いに
ふたりはまだ気付いていなかった。
 

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