クローバーの独り言
新.三.銃.士の感想とかお話もどきを気儘に書き綴ってます。 Copyright ? 2010- Koufuu Biyori All rights reserved.
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第16話直後 ポルトス&アラミス
吊り橋回直後のポルトスさんとアラミス先生です。
自覚がないアラミスさんに、ポルトスさんが気付いたら?という
妄想です。
よろしかったらどうぞ。
★Web Clapありがとうございます!★
自覚がないアラミスさんに、ポルトスさんが気付いたら?という
妄想です。
よろしかったらどうぞ。
★Web Clapありがとうございます!★
「・・・・・・任しといて大丈夫かなぁ~」
思わず零れ出た本音に、間髪いれずアラミスのフォローが入る。
「大丈夫。コンスタンスが一緒だ」
強く言い切ったアラミスの眸は、もう姿が見えないはずの二人の背中をまだ追っているようで。
まるで自分自身に言い聞かせているような口振りに、どこか違和感を覚える。
未だかつて、こんなに強く断定するアラミスなんぞ、見たことがないぞ、俺は!
「そう強く言い切れる自信の根拠は、一体何?」
無粋な質問だとは想ったけれど、聞かずにいれない俺がいて。
だって、そうでしょ!?
こんな状況で落ち着いていられる方が、どう考えたって無理!!
なのに奴はしれっとした顔付きで、言葉を紡ぐ。
「根拠はない。だが、コンスタンスがいるから絶対大丈夫だ」
落ち着き払った口調で言い切るアラミスの顔に、一切の曇りはなく。
却ってその潔い台詞を聞き入った俺の胸の内で、けたたましい勢いで警報が鳴り始める。
ちょ・・・、ちょっと待て!
言い切っちゃったよ、アラミス!
お前、それ、全然根拠になってないからッッ!!
無自覚の自信って、ホント怖いわ~~~。
呆然としながらも、突っ込みは忘れんぞ!
だってそうでしょうが!
大丈夫って言い切れる保証がどこにある?
お前がコンスタンスに、絶対的な信頼を置いているのは分かる!
分かるけど・・・・・・それって、ただ単にお前の気持ちを述べてるだけじゃん。
理性的なアラミス先生は、何処に行った~~~???
返り討ち覚悟で俺は言うぞ。
いや、言わねばなるまい。
奴からどんな理不尽な言い逃れを聞かされようとも、俺は言ってやる。
「ほぉ~。これはまた、コンスタンスの事を随分とかっているんだね」
引き攣った顔が元に戻らぬまま、紡ぎだした言葉が宙を漂う。
冷や汗が一筋、頬を伝う感触が何故か妙にリアルで。
アラミスの言葉を待つ俺の心境は、もう俎板の上の鯉状態。
「かっているも何も・・・・・コンスタンスがどれほど有能な女性であるか、君だって既に分かっているはずだろう?孤立無援の我々にとって、トレヴィル隊長と共に彼女が唯一の味方であると!」
・・・・・・ポルトス、憤死寸前です、ハイ。
ここまで理路整然とコンスタンスの重要性を説かれたら、素直に従うしかありませんて。
反論は一切出来ません。
アラミス先生の仰る通りでございます。
しかし、しか~し!!
よくもまあ、ここまでコンスタンスの事を熱く語るとは。
御見逸れしましたよ、私は。
いや、そういう問題じゃないでしょ~~がッ!
・・・・・・アラミス、お前、今自分で何喋ってるか自覚してねぇだろ?
俺、もうたまげちゃったよ。
自覚してないってのは、ホント厄介だよなぁ~~~;;;
天然ここに極まれり!って、スローガン付けたくなっちゃったよ、マジで。
「でもさぁ、万が一首飾りが戻ってこなかったらどうするよ?」
俺って、イ・ジ・ワ・ル!
・・・・・・だけど、これ位お前に言い返してもいいだろうよ!?
最初で最後。
お前の本気を見極めるための、芝居だからさ。
「戻ってくる!必ず!!」
言い切った表情の奥に息づいていたのは、眩しいほどに鮮やかな男の純情。
冷静な男が見せた底知れぬ熱さは、本物に違いなく。
アラミス、お前やっぱり・・・・・・そうだったんだな。
俺、お前のこと半分茶化しながら聞いてたけど、今のその言葉でぼんやり分かっちゃった。
嘘つける位なら、こんなに一所懸命にならねぇもんなぁ。
いっそ、俺らの前で平気で嘘つけるような奴だったら、どんなに良かったか。
お前ってホント損な奴だよ。
・・・・・・そしてそんなお前だから、俺らには凄く大事なんだよ。
お前が見つめる先には、コンスタンスとダルタニアンの姿がはっきりと見えるんだな。
首飾りを奪還して、俺達の元へと帰ってくる二人の姿が。
そして、俺にも見えるよ。
コンスタンスの笑顔を待つ、お前の姿が。
「・・・・・・ふたりとも早く無事に戻ってくれるといいな」
ふと口をついて出たのは、嘘偽りない俺の本音。
お前の真摯な想いに触れて、思わず零れ出た言葉の欠片。
上目遣いで盗み見たお前の顔が、やけに男らしく毅然とした表情のまま、俺の目に焼き付く。
遥か先を見据える眸の一途さに、今はただ、何も言えない俺だった。
思わず零れ出た本音に、間髪いれずアラミスのフォローが入る。
「大丈夫。コンスタンスが一緒だ」
強く言い切ったアラミスの眸は、もう姿が見えないはずの二人の背中をまだ追っているようで。
まるで自分自身に言い聞かせているような口振りに、どこか違和感を覚える。
未だかつて、こんなに強く断定するアラミスなんぞ、見たことがないぞ、俺は!
「そう強く言い切れる自信の根拠は、一体何?」
無粋な質問だとは想ったけれど、聞かずにいれない俺がいて。
だって、そうでしょ!?
こんな状況で落ち着いていられる方が、どう考えたって無理!!
なのに奴はしれっとした顔付きで、言葉を紡ぐ。
「根拠はない。だが、コンスタンスがいるから絶対大丈夫だ」
落ち着き払った口調で言い切るアラミスの顔に、一切の曇りはなく。
却ってその潔い台詞を聞き入った俺の胸の内で、けたたましい勢いで警報が鳴り始める。
ちょ・・・、ちょっと待て!
言い切っちゃったよ、アラミス!
お前、それ、全然根拠になってないからッッ!!
無自覚の自信って、ホント怖いわ~~~。
呆然としながらも、突っ込みは忘れんぞ!
だってそうでしょうが!
大丈夫って言い切れる保証がどこにある?
お前がコンスタンスに、絶対的な信頼を置いているのは分かる!
分かるけど・・・・・・それって、ただ単にお前の気持ちを述べてるだけじゃん。
理性的なアラミス先生は、何処に行った~~~???
返り討ち覚悟で俺は言うぞ。
いや、言わねばなるまい。
奴からどんな理不尽な言い逃れを聞かされようとも、俺は言ってやる。
「ほぉ~。これはまた、コンスタンスの事を随分とかっているんだね」
引き攣った顔が元に戻らぬまま、紡ぎだした言葉が宙を漂う。
冷や汗が一筋、頬を伝う感触が何故か妙にリアルで。
アラミスの言葉を待つ俺の心境は、もう俎板の上の鯉状態。
「かっているも何も・・・・・コンスタンスがどれほど有能な女性であるか、君だって既に分かっているはずだろう?孤立無援の我々にとって、トレヴィル隊長と共に彼女が唯一の味方であると!」
・・・・・・ポルトス、憤死寸前です、ハイ。
ここまで理路整然とコンスタンスの重要性を説かれたら、素直に従うしかありませんて。
反論は一切出来ません。
アラミス先生の仰る通りでございます。
しかし、しか~し!!
よくもまあ、ここまでコンスタンスの事を熱く語るとは。
御見逸れしましたよ、私は。
いや、そういう問題じゃないでしょ~~がッ!
・・・・・・アラミス、お前、今自分で何喋ってるか自覚してねぇだろ?
俺、もうたまげちゃったよ。
自覚してないってのは、ホント厄介だよなぁ~~~;;;
天然ここに極まれり!って、スローガン付けたくなっちゃったよ、マジで。
「でもさぁ、万が一首飾りが戻ってこなかったらどうするよ?」
俺って、イ・ジ・ワ・ル!
・・・・・・だけど、これ位お前に言い返してもいいだろうよ!?
最初で最後。
お前の本気を見極めるための、芝居だからさ。
「戻ってくる!必ず!!」
言い切った表情の奥に息づいていたのは、眩しいほどに鮮やかな男の純情。
冷静な男が見せた底知れぬ熱さは、本物に違いなく。
アラミス、お前やっぱり・・・・・・そうだったんだな。
俺、お前のこと半分茶化しながら聞いてたけど、今のその言葉でぼんやり分かっちゃった。
嘘つける位なら、こんなに一所懸命にならねぇもんなぁ。
いっそ、俺らの前で平気で嘘つけるような奴だったら、どんなに良かったか。
お前ってホント損な奴だよ。
・・・・・・そしてそんなお前だから、俺らには凄く大事なんだよ。
お前が見つめる先には、コンスタンスとダルタニアンの姿がはっきりと見えるんだな。
首飾りを奪還して、俺達の元へと帰ってくる二人の姿が。
そして、俺にも見えるよ。
コンスタンスの笑顔を待つ、お前の姿が。
「・・・・・・ふたりとも早く無事に戻ってくれるといいな」
ふと口をついて出たのは、嘘偽りない俺の本音。
お前の真摯な想いに触れて、思わず零れ出た言葉の欠片。
上目遣いで盗み見たお前の顔が、やけに男らしく毅然とした表情のまま、俺の目に焼き付く。
遥か先を見据える眸の一途さに、今はただ、何も言えない俺だった。
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