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クローバーの独り言

新.三.銃.士の感想とかお話もどきを気儘に書き綴ってます。 Copyright ? 2010- Koufuu Biyori All rights reserved.

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最終回頃 月の微笑み アラミス独白

突発的に書き上げた話です。
時期的には最終回頃。
自分的にアラミスの心がどう決着をつけていたのか
気になっていたので、その辺りの想いを込めて書いてみました。
少し痛い話なので、お読みになられる際はお気をつけください。
よろしかったらどうぞ!

さて、気持ちを切り替えてアンソロの原稿に取り掛かりたいと想います。

★Web Clapいつもありがとうございます!★

これで良かったのだ   
何もかも・・・・・・全て・・・・・・

冴え冴えとした月が放つ白い光の刃は、私の心の縁を薄く削ぎ取っていく。
削ぎ取られる際の痛みでさえ、今の私の心には何の影響を及ぼすこともなく。
痛みを感じる感覚すら自分では分からぬほど、心はすでに麻痺しているようで。

痛みには昔から慣れているはずだった。
自分自身で引き起こした罪の重さを、受け止められるはずだった。
・・・・・・貴女に逢うまでは。


何もかも失うと分かっていながら、貴女を愛した私の心。
神に赦しを請うのは無駄だと分かっていながら、それでも貴女を抱き寄せずにいられなかった、あの時。


こうなると分かっていたのなら、私は貴女を愛さなければ良かったのだろうか?


いや、違う。

どんな出逢い方をしても、私はきっと貴女を愛したでしょう。
そして今も変わらずに貴女を・・・・・・・貴女だけを。

そうはっきりと言い切れるのは、

この胸がまだ貴女の温もりを覚えているから。
この腕がまだ貴女を抱き締めた感覚を覚えているから。


そして何よりも・・・・・・
私の心と貴女の心が触れ合った、あの瞬間の煌きが今もなお、この胸に息づいているから。

そしてその想いは、私が死を迎える瞬間までずっと、
胸の奥で小さな灯火となって私の心を温めてくれるのだと。


月よ、愚かな私を笑うがいい。

馬鹿な男の一途な想いを。
駄目な男の弱き心を。

とことんまで蔑んでくれるのなら、どんなにか楽になれる筈なのに。

濁った心が夜の闇と同調して、時間の隙間に吸い込まれそうになった、その時、さっきまで心の縁を抉り取っていた月の光の刃が穏やかな光に変貌して、私の心を柔らかく包み込んでいく。

それはまるで、傷ついた心を全て丸ごと受け容れてくれる、聖母マリアの慈愛にも似て。


月よ、お前はこんな私をまだ見捨てずにいてくれるのか?


涙で霞んでいく月が、何故か頷いてくれたような気がした。
頬を伝って落ちていく雫に、行き場のない想いを閉じ込めたまま祈りを捧げ続ける私に、月は優しく微笑むだけだった。

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