クローバーの独り言
新.三.銃.士の感想とかお話もどきを気儘に書き綴ってます。 Copyright ? 2010- Koufuu Biyori All rights reserved.
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ボナシューが一肌脱ごうとした理由 ~第36話~
バッキンガム公暗殺を買ってでるという、
非常にセンセーショナルな展開がありました。
どうしてそこまでして、ミレディーを助けたいのか疑問に
思っていたんですが、DVD3巻を見て少しだけ彼の気持ちが
分かったような気がします。
ミレディーがボナシューに漏らしていた
『田舎へ行って、慎ましくも幸せな家庭を築きたい』という願望が
実は、ボナシューの願いそのものだったので。
確か第11話か12話頃、あの似つかわしくない花柄のパジャマ(←失礼)を着たボナシューが、コンスタンスと会話しながら
『俺は田舎に行って、大きい家を建ててお前と暮らしたいんだよ~』と
コンスタンスを抱き寄せながら囁いていたシーンがありました。
あの時コンスタンスは、話し掛けるボナシューに対して
あっさりと「そうですね」としか答えませんでしたが、
ミレディーの場合、彼女自身がその願いを心から熱望していた背景を
知っているが故、ミレディーの想いがボナシューの琴線に触れてしまった
のかもしれません。
ミレディーもボナシューも善人とは言い難い人達なのかも
しれませんが、心の奥深くで同じ願いを共有していると知ったとき、
何としてでも叶えてやりたいという無意識下の気持ちが
働くのではないかと想いました。
ボナシューの場合は、自分の夢をミレディーに託したかったのかもしれません。
『ミレディーちゃんの夢』=『自分の夢』
であった事が、彼の男気を奮い立たせたきっかけだと。
ミレディーに惚れて、
金では買えない真実の愛の尊さ(ボナシューの一方通行かもしれませんが)を知ったボナシュー。
次回の展開が気になります。
第36話 人生の岐路
今回の題名は『人生の岐路』でしたが、
思わず『人生を生きろ』って改変したくなちゃった私は馬鹿でしょうか;;;
以下、拍手コメントのお返事と、ちょっと辛辣な言葉が続くかもしれませんので
つづきをどうぞ・・・
第35話
先週に引き続き重い展開の三銃士でした。
で、今回の放送で、『対』になっている感じの部分があったような気がします。
1.饒舌だった陛下と寡黙(今までと比べて)だったダルタニアン
話の初めでは、再度兵を率いて戦うと宣言し、意気軒昂だった陛下。
しかし話の流れの中で、敵も味方も『自分の一声』で多くの命を奪ってしまうことに
気付かされ、そして悲しみに暮れます。
自分を守ろうとして政府軍として戦い、命を落とした者と
もしかしたら、自分に献上されていたかもしれないチーズを生産していた
反乱軍の平民の墓を掘り終えたとき、戦争の空しさが彼を襲います。
そして傍らで一部始終を見届けた、ダルタニアンの言葉数の少なさが印象的でした。
2.コンスタンスを人質に取った際、ダルタニアンに対して田舎に帰れと脅迫しようとした
ミレディーと、そのミレディーに田舎に帰って一緒に暮らそうと提案したアトス
今はかなり状況が変化しておりますが、元々はダルタニアンに復讐しようとした時
姐さんはコンスタンスの命が惜しければ、田舎に帰れと脅迫文を書いていた筈。
それが巡り巡って、今度は自分がそう言われる立場になろうとは。
ダルタニアンへの復讐って、今思い返せば、ミレディーの深層心理下での願望だったのでしょう。
誰かと一緒に田舎へ戻って、小さな幸せを築きたいという、彼女なりの一途な想い。
それを今回言い出したのがアトスであった事に、今後何らかの変化が訪れるのでしょうか。
・・・・・・そして、とうとう剣を捨てちゃったアラミス。
神を捨て(一時的かもしれませんが)、剣も捨て、今の彼に残るモノは一体なんなのでしょう?
今まで糧としてきたモノを一気に失ってしまったら、自分の存在価値はゼロに等しいと想って
しまうのではないでしょうか?
でも、彼という存在を何よりの心の励みとして、毎日を生きている人間の存在を知ったとき、
アラミスが自分の存在価値を再び見出してくれるであろうという、淡い期待を抱いてます。
・・・・・・そうでも想わなければ、救われません;;;
生きることは苦しいこと。
でも、だからこそ命というモノがどれだけ大切を知り、また真摯に向き合わなければならない筈で。
コクナールさんがお皿を割ってしまった時、真っ先に彼女の怪我を心配していたポルトス。
もし彼が意識を取り戻すきっかけがあるとしたら、
下宿に戻った際、コクナールさんがポルトスの現状を見て、驚きのあまり皿を割り、
それが記憶を呼び戻して、「お皿よりおまえさんの手のほうが大事だよ」って正気に戻る展開
(かなり無理がありますが;;;)みたいなのを、妄想してしまいました。
ああ、早く彼らに救いを!