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クローバーの独り言

新.三.銃.士の感想とかお話もどきを気儘に書き綴ってます。 Copyright ? 2010- Koufuu Biyori All rights reserved.

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四葉のクローバー ~コンスタンスversion~

本日2つ目の記事です。
・・・・・勢いとは恐ろしい(笑)

四葉のクローバーのエピソードを曲解して書いてみました。
皆さんのイメージとは大分掛け離れているかもしれませんが(汗)
よろしかったらどうぞ。


・・・・・・何故私は此処にいるのだろう・・・・・・?

自宅近くの土手の片隅に生い茂っている、クローバーの密集地に足を踏み入れたまま、
立ち尽くすだけの私。

緩やかな午後の風に吹かれて、タンポポの綿毛が空に次々と舞い上がっては、
思い思いの軌跡を描きながら乱れ飛ぶ。
行方も見定まらず、ただ風に流されるままに流離うタンポポの綿毛を見つめる
私の心境は、いつしか綿毛にシンクロしていく感覚に陥る。


『・・・・・・一言で言えば、人を斬るのが嫌になったのです』


穏やかな声に隠れて、壮絶な苦悩が紛れ込んでいる気配が、そこかしこに漂う。
淡々とした言葉遣いの裏で、今もなお自分を責め抜いている後悔の日々が、
この先も連綿とつづいていくであろう予感も拭えない。

口をついて出る言葉の端々に滲む想いに、私は掛ける言葉を失った。


フッと自嘲気味に微笑んだ表情の奥で、癒しきれない哀しみの欠片が散らばっているのを
感じ取ってしまった瞬間、私の心の行く先が見えなくなった。


時の迷宮に迷い込んで、行方知らずの心が無意識に求めた場所に今、私は立ち尽くしていた。

通り過ぎる風が頬を撫で、穏やかな陽射しは分け隔てない輝きを周囲に撒き散らす。
いつもと変わらぬ風景の中、貴方の哀しげな微笑が脳裏を過ぎった瞬間、
私の心に突然沸き起こった衝動。
それは眩い煌きにも似た、一筋の希望の光。


辺り一面に咲きほころぶクローバーの花は、風に揺れながら私を快く招きいれる。


・・・・・・たぶん、貴方は私の行為を浅はかな女の知恵だと想われるでしょう。
そして、私の事を軽侮し、蔑むことになるかもしれません。

でも、私は貴方の哀しみを見過ごすことが出来なかった。
いつまでも苦悩が絶えない貴方の心に、ほんの僅かでも癒しになれるものがあるならば
それを貴方に届けたかった。
・・・・・・ただ、それだけなんです。


自意識過剰な人間だと御思いでしょう。
愚かな女だと嘲笑なさるでしょう。


今まで私は、自分の人生に諦観の念しか持たざるを得ませんでした。
結果的に自分自身で納得した事とはいえ、
これから先の人生を機械的に過ごしていかねばならぬ運命を
受け容れる選択肢しかなかったのです。

でも私は貴方に出逢い、貴方という存在に、いつしか心救われている自分に気がつきました。
それはありきたりの言葉では言い表わせないほどの、大切な・・・・・大切な想いなのです。

その感謝の気持ちを、言葉にしては到底言い表わせないから、
だから私は自分の心からの想いを込めて・・・・・・
貴方に四葉のクローバーを届けようと願いました。

貴方という存在に、心救われたひとりの人間として。

 

せめて・・・・・せめて伝えたい。
貴方の御陰で生きる希望を再び取り戻した、ちっぽけな人間の・・・・・
心からの感謝の気持ちの篭った四葉のクローバーを。

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