忍者ブログ

クローバーの独り言

新.三.銃.士の感想とかお話もどきを気儘に書き綴ってます。 Copyright ? 2010- Koufuu Biyori All rights reserved.

[100]  [99]  [98]  [97]  [96]  [95]  [94]  [93]  [92]  [91]  [90

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

月に濡れたふたり(27話頃)&コラボ作品更新情報

コンスの誘いでシスター達と夕食を共にした後の
コンスとアラミスの超短編です。

よろしかったら つづきはこちら からどうぞ。


■Clair de Lune更新情報

パラレル4コマ劇場 第八弾

猫缶アトスの華麗な日常№2が早くも登場!
今日もアトスコーチの生活はケティ中心の模様。
それに巻き込まれたポルトス、アラミスの運命は・・・!?
アラミス先生、もしかして最大のピンチが到来か???

★Web Clapありがとうございます!★

「ここで結構です」

控えめな声が宵闇に溶ける。
今宵の月の色と同化した眸が夜露に濡れて仄かに滲む。
頬を擽る夜風が何故かこの瞬間だけパタリと止んで、
二人の行く末を見守る姿勢に徹していた。

密やかに・・・そして緩やかに・・・時間が刻まれていく。


「今日は突然の申し出にも関わらず、お付き合いいただいて嬉しかったです。ありがとうございました。」

丁寧に礼を述べるコンスタンスの眸が微かに揺れる。
その眸の奥で生まれ来つつある想いの一端に触れて、アラミスもまた優しい言葉を返す。


「こちらこそ貴女方と和やかな時間を過ごす事が出来ました。お誘いいただき感謝しています。・・・立ち話が長引くと、シスターも心配する事でしょう。私の事は構いませんから、どうぞ中へ」

穏やかな声に込められた気持ちに気付いて、コンスタンスの胸が微かに疼く。
アラミスらしい配慮に心癒されながらも、このまま時間が止まってしまえばいいという正反対の感情が胸を覆い始めていた。
噎せ返るような息苦しさに耐え切れず、漏れ零れた言葉が夜風に乗ってアラミスの元へと届く。


「・・・また逢っていただけますか?」


小さな肩を震わせながら紡ぐ言葉に紛れ込んだ想いが闇の中へと弾け散る。
これ以上ない程に潤んだ眸は、心の奥で泣いているような気がして、アラミスの心が潰れそうになる。

この言葉を紡ぎだすまで、彼女が今までどれだけ我慢し続けてきたのか・・・


その背景を思い遣った瞬間、吐き出た言葉は意識を経由せずにそのまま直接コンスタンスの元へ。


「貴女がそう仰るなら、私は貴女の仰せのままに・・・。いつでも、どこへでも」


止まったままだった時間が、その言葉をきっかけにしてゆっくりと動き出す。
交し合う視線に込められた密やかな願いが、月に照らし出されて小さく煌く。
また一歩近づいた心の距離を感じて、隠し切れない戸惑いと嬉しさがお互いの心を埋め尽くしていくのだった。

拍手

PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

8月18日 1作品UP 他 HOME 8月14日 1作品UP

カレンダー

09 2017/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

★まとめのつぶやき★

♪語り場♪

アラコンやパラレル、三銃士について
思う存分一緒に語り合いませんか?

お気軽にこちら から
御入場くださいね
ご来訪お待ちしております!

バーコード

ブログ内検索

忍者ブログ [PR]
Template by repe