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クローバーの独り言

新.三.銃.士の感想とかお話もどきを気儘に書き綴ってます。 Copyright ? 2010- Koufuu Biyori All rights reserved.

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予兆 ~第11話より~

本編は、どう転ぶか分からない状況で
進むも地獄・戻るも地獄の展開をようしてきておりますが、
少しでも気持ちを落ち着かせたくて書いてみました。

第11話での、下宿での酒盛りシーンから

★Web Clapありがとうございます!

「また相談にのって下さい」

遠慮がちに話す声の向こう側で、薄桃色の眸が揺れる。
どこか儚げな色は、彼女が人知れず隠している本当の姿が、
密かに滲んでいるようで。

聡明だからこそ、現在まで文句一つ言わず立ち居振舞ってきたであろう姿が、彼女の淋しげな微笑と重なる。

賢明であろうとするが故に、自らの心を押し殺してきたような大人びた態度は、彼女本来の姿とは反するものであるだろうと、容易に察せられる。
彼女と同じ年頃の女性達が華やかであればあるほど、逆に引き立ってしまうような清楚な佇まいの影で、一体どれだけ涙を流し続けてきたのだろう?

淡々とした口調で語った身の上話が、何故か心から離れない。
彼女自身が納得しているなら、それだけで済む話。
他人がとやかく口を出すものではない。
ましてや夫婦のなれそめに口を挟むなど言語道断。
よくある類の話と受け流せば、それまで。

・・・・・・しかしあの瞬間、胸を過ぎった微かな苦味。
あれは、一体何だったのか・・・・・?


「よろこんで」


私の言葉を聞き終えたと同時に、僅かに綻んだ表情が目に焼き付く。
いつも憂いを秘めた表情の奥で、ホッと安堵した気持ちがその瞬間だけ、紛れ込んでいた気がした。
人のために気を遣いすぎて、自分自身のことを置き去りにしたままずっと生きてきた彼女の、ほんの少し支えでいられるのなら、私は・・・・・・。


彼女からの問い掛けに、迷うことなく即答した自分に気付いたのは、
そうとう時間が経ってからの事だった。

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